線香や抹香を焚くための仏具が香炉です。家庭では一般的に線香が用いられています。
香を焚いて宗教的な儀礼をおこなうことは古代から多くの地域で行われていました。
仏教発祥の地であるインドでも、多くの香木の産地ということもあり盛んに利用されていました。
仏教では、香を焚けば心身を清め、感覚を研ぎ澄ますとされ、特に大切にされてきました。
日本へは仏教の伝来とともに香が伝わったと考えられています。
線香を焚き、その香りを嗅ぐことで仏教の礼拝をしている実感がわいてくる人も多いのではないでしょうか。それだけ仏教と線香の関係は深いのです。例えば、弔問に伺っても線香を焚きます。葬儀や通夜に参列したときに香典を包みますが、これは香の代わりにそなえるお金という意味です。
線香の扱いで注意したいのは、火をつけた後、その炎を口で吹き消してはいけないということです。
右手に持った線香にロウソクで火をつけたら、左手で扇いで消します。
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Author:kariyaButsu
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